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15人のSEOエキスパートが語る


今年2006年以降の検索エンジンの進歩と、SEO対策を見通してみる。



#1 ダン・シーズ(Dan Thies)
http://www.seoresearchlabs.com


ダンは2001年に“SEO Fast Start”(現在こちらのサイトから無料ダウンロードできます。)を発刊し、すでに4版まで再販しているベテランです。また“SitePoint Search Engine Marketing Kit”の著者でもあり、同時にSearch Engine Strategiesでは注目の講演者でもあります。


ダンの会社“SEOリサーチ・ラボ”は2001年に自社のキーワードコンサルタントが作成する低価格のキーワード・リサーチ・レポートの販売から始めて、2004年にはコンサルティング、トレーニング、少人数あるいは個人を対象のSEMなどのインターネットビジネスの対策コーティングに業務を拡大してきました。


  1. 2006年以降あなたはGoogleがウエッブサイトオーナーやGoogleの提供する検索エンジンの順位にどんな変化が訪れると考えておられますか?


    Googleはたとえばヴィデオ・ショップを開店したりするなど、これといった方向性もなくたくさんの試みをすると思います。いづれも検索エンジン自体には大きなインパクトを与えるとは思えません。Googleから我々が期待できる主な変化はリンク解析とスパムフィルタリングと考えます。これは彼らがインターネットの新しい地図を創造しながら、検索エンジンの方向性を先導していくためには必須なことであろうと考えていると思われるからです。


    私が思うにはGoogleはYahoo Storesに匹敵する事業を仕掛けてオークションに進出し、Google Baseのような実験をするのではないかと期待しています。こうしたことは、GoogleがFroogleで行ったように、検索ツールやポータルに組み込むことで、SEMにインパクトを与えることになると思います。


  2. あなたはYahooがここ2−3年にどんな風に変わると思われますか?またその変化はどんな風にウエッブサイトオーナーや彼らの検索順位に影響があるでしょうか?


    Yahooは現在オーバーチュアブランドで販売しているPPCシステムを、Googleのアドワード方式に変更するでしょう。これによりYahooのスポンサーサーチはずっと狂想が激しくなり、結果検索エンジンでの利益を大幅に向上させるはずです。これは結果としてYahooの検索エンジンの価値を高める働きをすることになります。


    SEOの世界で重要性を増すにはYahooはその検索エンジンにもっと聴衆をひきつけなければなりません。ただ残念ながら聴衆が増加したとしても、検索エンジンの順位は依然として有料のディレクトリー登録を優先させるはずです。


    Yahooはリンク解析の分野でGoogleに追いつく必要があります。それが出来ないはずがありません。現在のところYahooを主に使っている検索者はスパムに疎いように思われますが、それが変わらないとYahooの検索結果を操作するのは比較的簡単なままの状態で取り残されてしまいます。


  3. GoogleやYahooと競合する検索エンジンの将来はどんなものになるのでしょうか?両者に勝つために必要なその変化は?


    MSNにはすばらしい技術があります。ただYahoo同様彼らの検索エンジンを騙すのは難しいことではありません。まずはリンク解析をより向上させる必要があるでしょう。Ask.comは現在のところある程度の競争力を持っていますが、彼らに何かができるとは思いません。


  4. あなたのお考えになるここ2−3年に紹介される技術として、どんな内容を予測されますか?またそのインパクトは?


    Googleのサイトマップのような内容が期待できます。ご存知のようにGoogleのサイトマップ方式によれば、従来のものよりもずっとサイトの内容を正確かつ詳細に検索エンジンに伝えることができるようになります。


    ダイナミックサイトに隠れているコンテンツを拾い上げる努力や、より深くまでコンテンツを拾って歩く機能、さらには途中経過的なコンテンツ(たとえば求職者リストなど日々変化するコンテンツ)をリストする機能の強化が望まれます。誰でも言うことですが、ヴォータル(vertical/niche serach engine)がやってきます。ヴォータルが大規模に実現された場合には多分それは大手の検索エンジンのオプションのような位置付けになるでしょう。これはすでにGoogleが航空写真を使った検索結果を表示しているのをご覧になっているとおりです。また検索エンジンは検索者の意図するところを理解するようになり、当然の結果として検索精度があがり、ユーザーはますます楽になるという図式が考えられます。


  5. ここ2−3年でサイトオーナーが自分のサイトの掲載順位をあげるために集中することはどんなことだと考えておられますか?


    ウエッブサイトではコンテンツのユニークさとサイトのユーザビリティーが重要だと考えます。なぜなら、“ユーザーからの意見”やパネルその他の方法からも入ってくるユーザーの声がすでに検索結果に影響を及ぼし始めているのです。SEOはサイト内リンクやサイトの構造にもっと注意をはらうようになるべきでしょうし、またサイトの一番大切なページへ注意をひきつける方策を考えるべきでしょう。


    より優れたリンク作戦とより以上の自然なサイトプロモーションがもっとたくさんの外部リンクとトラフィックを実現してくれるはずです。
    最後に、そしてこれが一番重要だと思うのですが、コンバージョンレートを改善するための努力、来訪する方々を正しいページに案内して出来る限りの結果を紡ぎだす、正しいメッセージを配信する、そして来訪者に安全を感じ取ってもらう、いうなれば来訪者とビジネスを成立させ、売上げを上げている人たちは、検索エンジンの順位をあげる以外の理由をほかにもたくさん持っているのが実情なのです。


  6. ほとんどの人がいわゆる自動ウエッブサイト制作ソフトで準備されたウエッブサイトを、検索エンジンは嫌っていることを知っています。こうしたソフトウエアを利用して制作するソフトウエアの将来は、また現時点でそういうソフトウエアで制作されたサイトの運命をどう考えたよいのでしょうか?


    新しいアイディアをお話しましょう。ロボットで作ったサイトから100円、200円を稼ぐのではなく、人の役に立つコンテンツを持ったサイトをなぜ作らないのでしょう。それほど難しいものではないし、いつも肩越しに後ろを振り返ってサイトの心配をしている必要もありません。


    検索エンジンから掲載停止を言われでもすればせっかく作ってきたドメイン名を破棄し、チェルノブイリの原発事故のような気分を味わわなければなりません。“キーワード・ドリフトネット”の手法はトラフィックを少しばかり増やすにはまだ有効かもしれません。(ただし短期間でしょうが)


    この手法で大きな財産を築くことはできません。それだけは確かです。また今後もそのまま容易な手段であり続ける歩書はいっさいありません。


  7. デュプリケートコンテンツ(複製サイト)についてGoogleやYahooが今後有効なフィルターを設置するとお考えですか?


    検索エンジンはどこでも複製サイトへの規制を強めています。そうなるとSEO作戦として認められている“配信記事”や“プレスリリース”の効果が薄くなるでしょう。幸いなことに、こうしたプロモーションはいずれも非常に高価の高い手法になっています。となれば多少効果が落ちても相変わらずたくさんの記事を書き、方々へ投稿することになると思います。


    検索エンジンは複製サイトへのペナルティーには慎重です。なぜなら原作者を罰したくはないし、盗作者、寸借者、偽作者に報いるようなことは決してしたくないからです。


  8. 著作権を委譲する形でイーブックを販売しているサイトがたくさんあります。著作権を購入する側にとっては購入側が複製サイトを制作することになりますが、現在、および将来でのの複製サイトに対する考え方の違いや検索エンジンでの扱いで、こうした商行為に変化が起こる可能性があるでしょうか?


    まずわたしはユニークな紹介文を書きます。著者の履歴を変更し、文章に埋め込まれたリンクのあて先を変更します。実際に複製サイトに関するフィルタリングが始まったとしても、どこかに複製かどうか判断するポイントが出来るはずです。


    私は記事の配信やその他のコンテンツプロモーションには、三段のステップをとります。記事の配信は単なる第一歩です。これに続くステップで私たちはユニークなコンテンツとリンク作成を行います。そしてさらにターゲットとする顧客リストをもつ人たちとパートナーシップを結ぶように行動するつもりです。