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Google検索で
トップにランクイン

(インバウンドリンクの本質を
もう一度おさらいしておきましょう)

 

2007年3月、マット・カッツがグーグルには「リンクを金銭で取引してページランクをあげようという試みは好ましいものではなく、争うつもりがある」とのコメントを出しました。グーグルはあえて銃を取り上げ、多くのオンライン・マーケターに挑戦状をたたきつけ、ページランクの高いところからリンクを購入して、グーグルのランキングのためにするなどという気楽な日々の終わりを宣言したわけです。読者諸賢の記憶に新しいものと思います。


この宣言は世界を駆け巡りました。


マット・カッツの宣言以来、世界中のオンライン・マーケターから様々な叫びがあがりました。いわく「そんな事できるわきゃぁ、ない!」負け犬の遠吠えでありまして、グーグルの検索ロジックはグーグル自身のものでありますからして、またそれゆえに彼らの好きなようにロジックを改訂できるわけですし、その結果業界にどんな影響を及ぼそうとも彼らの行動を規制する事は不可能です。


2007年の夏終焉とともに、ウェッブ上の騒ぎは終熄をを迎え、マット・カッツの主旨とする「あんたら、しっかり本筋をやんなさいよ」が、諦めとともに受け入れられていくことになったのですが、ソフトウエア・フリークの僕には、大変楽しい挑戦の時となったのであります。長年ソフトウエアでご飯をいただいている身として、グーグルが検索ロジックを改訂するならば、どんな方向付けが考えられるのか検討した過程が、以下のアーティクルとなっています。


大前提: 検索ロジックに誤りが、あるいは変更したい部分が生ずると、そのためのソフトウエアを開発するとしても、一件一件修正事項をマニュアルで作業しようとは考えません。マニュアルで始めた日には、何年かかるか分かりません。変更の理由がユーザー側の悪意に基づくものであればなおさらです。2007年の騒動になったときのリンク取扱に関しては、あきらかにユーザー側の悪意、グーグルの検索ロジックをだまそうとしているのですから、悪意ですよね。


プログラマーを生業にしてきた人間にとって、ロジック自体はそれほど難しくありません。検索エンジンを知るためにも、いささか蘊蓄を披露さしあげましょう。まぁ趣味のお披露目ですかね。

三つのケースをご紹介しますが、いずれもインバウンドリンクを100件得ているものと仮定しましょう。
  1. 1.サイトAに入るすべてのインバウンドリンクはページランクが4以上ばかりであるケース。
    これは不自然ですから、当然リンクを買っていると疑われます。(Google toolBarを仕掛けて、ページランクをチェックしてみてください。PR4以上のサイトがいくつあるか、とても少ないのです。)

  2. 2.サイトBに入るすべてのインバウンドリンクはページランク0のウェッブサイトばかりです。
    これも不自然です。PR=0というのは、価値が無いということになります。自ら『このサイトは無価値でございます』と宣言しているわけで、当然不自然です。

  3. 3.サイトC: 0〜5にいたる様々な種類のページランクのページからリンクが来ている。
    きわめて自然です。いくつか4や5のサイトからリンクをもらっているとなれば、それなりの価値も認められているわけです。
以上の多少極端な例では、サイトCのランクがサイトAやBより上位になります。こう見るとグーグルの検索ロジックが実行している内容は、決して難しいことではないとご理解いただけますよね?こういうロジックに従い、グーグルは毎日毎日汗水垂らして努力するウェッブマスターを正当に評価すべく、検索ロジックの改訂を続けるのですよ。


事のついでにアーティクル・マーケティングについても考えてみましょう。


アーティクル・マーケティングの定義を紹介しておきましょう。日本ではまったく注目されていないマーケティング手法です。目的はインバウンドリンクの構築にあります。

ここまでの目的であればメルマガ発行サイトから出るリンクと同等と考えられます。アーティクル・マーケティングの場合には、アーティクル投稿サイト=アーティクル・ディレクトリーへの投稿から始まります。

投稿されたアーティクルはそのまま、ということは原稿にあるリンクをそのまま残しておいて、ブログやウェッブサイトへの転載が許されています。ここがメルマガと違います。転載されれば、インバウンドリンクの数はそれだけ増大します。(僕も日本の皆さんのためにと思い、アーティクル・ディレクトリーをアップしました。http://nippomac.info) ところがなんたることか!3ヶ月も経ったら英語のアーティクルに見事占領されてしまったのです。しかたなく現在英語のアーティクル・ディレクトリーとして運営中です。一度覗いてみてください。)


さてグーグルの考え方ですが、
  1. 1.アーティクルの品質が高いものであれば、ウェッブマスターはその価値を認めサイトやブログに掲載します。
  2. 2.ゴミ屑であれば、そのアーティクルを掲載するのは投稿したディレクトリーしか無く、結果としてインバウンドリンクはそのアーティクル・ディレクトリーからに限定されてしまします。

以上の事からグーグルは簡単に、あるアーティクルのリンク・ポートフォリオを設定して、相互に比較検討のうえ当該アーティクルの評価ガイドラインを設定してしまいます。


このように評価します。
  1. 1.アーティクルがアーティクルディレクトリーにしか存在しない: このアーティクルは著作者以外、その価値を認めるものがいない。
  2. 2.アーティクルはディレクトリー以外にも、複数のブログやウェッブサイトに存在する、となれば、これは明らかに価値あるアーティクルである、との評価を下します。
評価の高いアーティクルからインバウンドリンクが入るならば、当然受け側のウェッブサイトの価値も認められたことになり、ウェブサイトのページランクは上昇する、という具合になるのです。


グーグルの検索ロジックの目的は、ウェッブ・コミュニティー全体に自身の存在をアピールするところにあります。グーグル自体、いい加減な検索結果を掲示すると来訪者が減少するわけです。ですから当然自らの存在価値を賭けて、検索エンジン騙しのあらゆる手立てを抑制しようとしています。


グーグルが高評価を与えるリンク元には
  1. 1.Yahooのビジネスディレクトリー
  2. 2.オープン・ディレクトリー
    の2件です。いずれもサイト評価を人間が下している点が根拠になっています。

このほかにもいわゆるソーシャル・ブックマーキング・サイトからのリンクに高評価を与えています。なぜならブック・マーキングの実行者は個人になるからです。


リンクの売買を好まないことをグーグルは公開しており、しかも、さほど苦労することなくそれを特定できます。(グーグルでの掲載順位をあげるようサービスプロバイダーにお金を払うのとは別の事ですのでお間違いなく。ここではページランク上位のウェッブサイトにお金を払い、彼らからリンクしてもらうような場合を言っています)


アーティクル・ディレクトリー登録時点ですでにリンク・ポートフォリオを持つような再出アーティクルを好みます。すなわち、それほど再三引用されるアーティクルはインターネット全体の資産として登録しておくべきだと考えるのでしょう。


ページランクに関する前提条件をよーくご覧いただくなら、グーグルが提供しようとしているサービスの本質がどこにあるのか分かります。情報を探す人たち=グーグルのユーザーに最善の答えを提供することが、彼らの使命なのです。となれば当然のごとく多くのウェッブサイトが引用、参照しているアーティクル=コンテンツこそ、その第一候補となる点ご理解いただける事と思います。


ここにグーグルで上位に掲載される秘密があります。人々が興味を持ち、役に立つと感じ、率先して自らのウェッブサイトやメルマガで引用するようなコンテンツが存在するサイトは当然のごとく、上位に掲載されるというわけです。

 

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